商業不動産会社の大手が新部門を設立

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By nqgap-main

ニュークエスト プロパティーズ社 アジア太平洋地域 リーテール部門)

米国テキサス州ヒューストンに本社を置くニュークエスト プロパティーズ社は、アジア太平洋地域の顧客の裾野を広げる目的で国際部門を新設する。

開発部門のパートナーであるヘザー ・グエン女史は、同部門を率いて中国、日本、韓国、シンガポール、台湾、ベトナムに散在するベテラン不動産仲介チームや提携先を束ね事業開発を進める。

ニュークエスト社のマネージングパートナーであるジェイ・ シアーズ氏は今後、同ビジネス全体に関与し資本投資を主導する。尚この部門はチーム10人の専門家に依って構成され、チーム全員の小売業界での経験は120年以上になる。

ヘザー・グエン女史は「私たちは長年にわたって海外企業との強い関係を築いてきた。私たちは米国での彼らのビジネスとニーズを良く理解しており、ニュークエスト社にとっても、そしてニュークエストの既存および将来のクライアントにとっても、今回の当部門の新設は比類のない成長を実現できる機会である」と確信している。

この新しい部門に参加するメンバーは、開発ディレクターのジェーソン ・ウォング、開発シニアコンサルタントの村田良英、東京を拠点に事業開発コンサルタントを務める岡田海舟がいる。

ジェーソンウォングは最近まで85°C BakeryCaféの米国拡張の開発ディレクターを務めていた。村田良英は米国ダイソーの設立時から副社長を務め、

物件開発も含め全ての業務に携わり事業拡大を主導した。岡田海舟はNewmark Knight Frankの日本オフィスの専務取締役を務めた経歴をもつ。

また今年初めに入社した、リテールリースのスペシャリスト近藤尚之も当部門に加わった。彼は米国くら寿司の店舗開発部長を務め、米国での事業拡大を主導してきた。そしてニュークエスト社で長年に亘りブローカー業務を務める上級副社長のレベッカ ・リー、ジョン・ グエン副社長、とグレース ・ラ、アソシエイトも同チームに参加する。

「テキサスは、アジア太平洋地域のテナント企業から米国事業拡大を目指す地域として、すぐに注目されるようになり、当社は名誉のあることに、それぞれの分野で国際的に有名な小売業/飲食店テナントを支援し成功させることができた」と、社長兼COOのキャサリン・ ハッチャー女史は述べる。 「私たちのリーテール仲介部門の国際的な拡大は、新しい可能性を秘めたエキサイティングな新しい時代を迎える。」

追加1– NewQuest

アジア太平洋地域は世界最大の小売市場であり、特に革新的なブランドは、e-コマースと実店舗運営で急成長の軌道を歩んでいる。 Statista社によると、米国で電子商取引されたAPACの販売量は3.6兆ドルに達していると見ており BainCoは、過去5年間でこの地域の売上高は世界の他の地域の4倍以上になっていると認める。

「アジア太平洋地域のブランドは、国内およびヨーロッパの市場で驚異的な成長を遂げており、米国が次の新しい市場である」とヘザー・グエン女史が述べている。 「私たちのチームはこれらの企業が米国で成長できるよう、そしてより高い成功率を確保するための正しい決定を下せるよう支援する。」

ニュークエスト社のキャロルトンタウン・センターは、ダラス北部にある150,227平方フィートのショピングセンターで、当アジア太平洋地域のリテール部門の軸となる場所である。ヘザー・グエン女史と彼女のチームを通じて、多くのアジア系レストラン及び小売業者のコンセプトがテキサス州に紹介された。それもカリフォルニアやニューヨークが米国への最初の参入場所ではなく、それがテキサス州である。

ヘザー ・グエン女史は「キャロルトンタウン・センターの成功は海外の企業の注目を集めた」「特に同センターのテナントは今年、記録的な売り上げを記録している。テキサスは、パンデミックの最中でもビジネスを継続できることを世界に証明した。」と語っている。

米国への進出を検討しているアジア太平洋地域の小売業者の数は日ごとに増えており、 Statista社によると、2019年にアジア太平洋地域が米国に行った 外国直接投資は約8,585億米ドルに上った。多くのブランドにとって米国は、世界的な成長を遂げるための顧客人口を獲得できる市場と認識されている。消費者文化のグローバル化が続くにつれ、アジア太平洋地域の小売業者はますます受容性の高い市場への進出を考えており、米国の飽和状態の成熟した小売市場へ新鮮な空気の息吹を吹込める存在として自分たちを位置付けている。

アジア太平洋部門はニュークエスト社の開発部門と共同で顧客対応が可能である。 「私たちのクライアントが特定の販売シナジー効果を望んでいる場合、商機のある適切な市場を探し当てることがでる。それが存在しない場合は、ゼロから建設して、クライアントの要望を満たすプロジェクトを作り出すことができる」とヘザー ・グエン女史は強調する。 「私たちは単なる不動産仲介会社ではないという点が他社と違うところ。」

ニュークエスト社の新しい部門を立ち上げるのに5年の年月を要したのは、その間、コアチームにより開発コンセプトを洗練し、ダラスとヒューストンにアジア中心の高級小売センターを構築してきたからである。同社のリーシング担当は、その過程でグローバル企業と深い関係を築いてきた。

「ニュークエスト社は、アジア太平洋地域のリーテール部門を追加することで、優れた仲介チームをさらに高いレベルまで引き上げている」とジェイ・ シアーズ氏は言う。 「商業用不動産業界の低迷時期にもかかわらず、当社はポートフォリオを深く拡大し、繁栄し続けている。」

詳細については:

ヘザー・グエン

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